讃岐うどん

遠い昔、香川県での事。かの地は広々とした田畑に釣り鐘型の小さな山々が独特の風景の讃岐平野真っ只中。降水量が国内でも少なく、夏のある日など断水制限時間もあったほどに水が不足した頃もありました。

なので、ため池がソコ・ココに昔からあって、農業用水を確保。いわゆる二毛作の地。米と麦を交互に農作されていた緑豊かなイメージ。


そんな田畑に囲まれた平野にポツンとある小さな農家。庭には鶏が闊歩して、地面を突きながらコッココッコとのらりくらり・・・。ソコの主はお婆さん。自分の畑で育てたのか、製粉された麦から讃岐うどんを拵えて、そのお家で讃岐うどんの販売。セルフサービスがセオリーの讃岐うどん販売。

ガラガラと引き戸を開けて挨拶すれば、うどん作成中のお婆さんの応答が・・・。土間に陳列されてある、鉢にうどんを容れて薬味を乗せて、ダシを注いで早速、ツルツル・・・!農家の土間で味わう讃岐うどん。

国産の麦、目の前の畑でお婆さんが育てたであろう麦で、主のお婆さんの手で製粉・加工された正真正銘の、モロThe讃岐うどん。水も麦もこの地で、且つ100%家内制手工業で、手づくりされたうどん。

農家なので、土間は当然字のごとく踏み固められた土と少々の石畳。部屋は上がり框があって、畳敷きの部屋。障子をオープンにしてそこでお婆さんは、布と分厚いビニールに包んだ小麦粉を足袋をはいた脚で、踏んで、踏んで、また踏んで・・・。コシが出るまで踏んでいました。

薬味は、ネギに、竹輪やサツマイモの天ぷら、野菜のかき揚げ、海苔、生卵・・・。決して豪華な薬味とはお世辞にも言えない、どこの家庭にもある普通のトッピングばかり。

そんな農家のお婆さんの讃岐うどん屋さん。
今思えば、風情のある独特な讃岐うどんの味。小腹を満たしてくれる和風スナック。メチャクチャ贅沢でもう、味わえないであろう正真正銘、 本物の讃岐うどん。



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